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「働くということ」 [言葉]

  先日の「報道特集」は3.11特集。そこに出ていた被災地のおばぁちゃん(これがすごく元気をくれる笑顔と行動力とパワーを持っている素敵な女性)の一言に驚いた。
 
 私は18年前に心臓の難病になり会社を辞め自宅でSOHOになった。
 …拡張型心筋症。当時は「1年後には移植しないと死ぬ」と言われ、あらゆる家庭の医学書にも「予後、悪し」としか書かれていなかった。幸い私の受診した病院がこの病のための手術=バチスタ手術を極めた心臓外科医がいたため素早く発見された。

 とりあえず退社した私はパソコンを導入し、数人の同病者と交流をし、心臓の会(仮称)にも入った。仕事も自宅で始めた。その頃の同病者たちはもう亡くなってしまったし、バチスタ手術も今は選択されない。しかし、まだこの病が原因不明であることは赤ちゃんたちの海外移植のニュースで分かる。そう、この病は赤ちゃんたちの募金活動で広く認知されているものだが、私のような中年やお年寄り、若い中学生なども急になることを知られていない。もちろん宣伝もしていないのだが。

 当時、心臓の会(仮称)で私はその事を書いた。なぜなら、その会は患者=病気の赤ちゃんの「母親」のための会だったからである。私の文章は「こんなはずじゃなかった」自分をもてあましている大人の患者に向けて書かれた。それが気に障ったのか、当時の会長から直しの指示が来た。私はコピーライターを職業にしていたので、そう簡単に文脈を曲げることはしない。そこで、よく説明し、その会長さんの息子さん(心臓病)にも読んでもらった。
 
 「…おかぁさん、この人の言う通りかもよ。心臓病の患者にも色々いるし…。今までのは患者のためには書かれていないよ」そう息子に言われたと会長から電話があった。この人の偉いところは訂正せずに本文のまま掲載したことだ。
 日頃は母親に向けて書いてあった冊子だったので反響は大きかったらしい。
当時は私自身、社会性もあったので、名前、住所、電話も明記したため、何人かから手紙や電話を頂いた。中学生から60歳代まで。そう同じ病名でもひとりひとり違うのだ。

 私は一昨年、ペースメーカーを入れた。医療の進歩は日進月歩だ。この機械は不整脈が起きると自然に作動し心臓にショックまで与えてくれる。さらにリーマンショックあたりから仕事も減ってきた私は障害年金の手続きをした。

 今、日本は3.11の頃の助け合いの心や自然回帰、ワーキングシェアなどを完全に忘れ、憎しみの渦にある。日本だけではない。世界中が諍いを始めだした。

 その契機はもちろん「金への欲望」だ。「格差」の下層階級に堕ちないようにみんな過剰攻撃と過剰防衛を始めた。自爆テロは世界中で起こる。それは競争原理から派生した「区別」でもあるのだが、格差は辛すぎる。堕ちないためにお金持ちは自分を守るのに必死だ。被災地への募金の明細はどうしたのだろう?どうしてまだ手も付けていない所があるのだろう。今になって報じられる被ばく情報…。

 閑話休題。こうした現状の中、ヘイトな人間による、ある意味人間らしい弱いものいじめも蔓延している。障がい者もそうだ。障害年金あげたって日本のためになんにもしないじゃないか。強いものにくっつき、弱いものをいじめる。このヘイトな攻撃対象に残念ながら私も入ってしまっている。

 母親と実家にいるが、そのことで、ほとんどすべての「人」が私を軽蔑し、馬鹿にする。母親でさえ障害年金は恥ずかしいと言う。18年前から貰えたのに、髪の毛が長いからと年金センターで「あんたは障がい者じゃねぇ!」と言われたあの圧倒的な哀しさ。なぜかこんなに生き延びてしまったが、
リーマンショックまではそれなりに収入があったし「働いている」ので知り合いには許されていたのだろう。それでも酒を呑んでいると煩かった。あれは貯金からだったのだが…。

 さて、私が何が一番つらいとみなさんは思うだろう。たいていの人は働けという。腐るほど働いての結果でも許してくれないらしい。広告の仕事だからD通やお国の広告やT電もやったぞ!偉いだろ?自民党に尽くしていたじゃないか。
 年金を払っていたから貰える障害年金。いけないか?年金を失ったのは私のせいではなくお国の散財のせい。生活保護でもないが、貰うことは罪なのか。
 話を戻そう。おばぁちゃんが言うように、男は仕事を失ったらおしまいだ。女性は家事一般で救われると言っていた。
 「男は辛いだろうに・・・」。
 立派なおばぁちゃんだ。85歳にして被災地でまだまだ農業をし仮住まいの人たちに収穫を分けているという。それなのに私のようなきちんと仕事についていない「ぐうたら男」の気持ちもわかってくれている。そう欝々としたこの気持ちは「仕事」をしていない、「社会性」のない自分の「根性」のなさだ。探せば仕事はあるだろう。土方とか配送。。。貧困女子だって風俗で稼いでいる。でも、一歩を踏み出せない自分がいる。それをわかってくれるおばぁちゃんの言葉は、もしかして初めてのものだ。
 …だが、こんな意見はほとんど聞かれない。なぜなら一般の人たちもこの格差地獄でアップアップしているからだ。
 どんなお金でも国のお金が自分以外の所に行くのは、気に食わない!…その気持ちは私にもよく分かる。今、ブラックな会社で懸命に働き、鬱憤を貯めている人々の気持ちはISと同じだ。

 「なんで俺たちが?」

 だが、できれば下層階級の私たちを見るのではなく、上で笑っている人たちを見て欲しい。
奴らは決してみんなを引き上げはしない。それは当然だ。引き上げれば、取り分が減るからだ。

 今、と言うより10年以上前から引っ越し先と就職先を探している。ないんだよ、実際。今、働けている奴には分からないことだ。リストラされた奴らはほとんど自死したりうつ病になってしまっている。うまく企業に残れた奴は賢いから黙っている。うるさいのは私と同じ下層階級でろくな仕事ができないできゅうきゅうとしている人たちだ。戦う相手を間違えないでくれ。倒すのはこの国の仕組みを変えたくない奴らだ。
 だから、私はしっかりと障害年金を頂き、その中でたまに酒を呑む。仕事のかわりにギターを弾く。それで言いたい奴は言え。ただし就職でき借りれるアパートができたら、文句を言った奴は殺す。冗談。2,3歩急ぎ足しただけで息があがってしまうんだよ。

 若い人に「やりがい」のある日本を伝えたい。それでいいよね、おばぁちゃん!
 あぁ、文章が滅茶苦茶ですみません。
 ようするに働いてきた男に「仕事」がない状態は悲劇であるということです。



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